実績

EnviX Ltd.は、ベトナム・ドンナイ省において、日系の金属加工・機械加工・鉄鋼業の工場チェーンを対象とした環境規制遵守状況の監査プロジェクトを実施した。顧客向けに、最新の環境、化学物質、エネルギーに関する法規制を反映したコンプライアンスチェックリストを提供し、稼働中の工場が影響を受ける規制要件を整理した。
ベトナムのコンサルタントチームは、環境管理に関する基本情報や関連書類(環境影響評価、排出源登録帳、環境保護年次報告書、化学品リスト、化学事故予防対策措置など)の収集を通じて、事前調査を実施した。
また、各工場において2日間の現地監査を行い、関連書類の詳細確認、担当者や従業員へのヒアリング、現場管理状況の確認(有害廃棄物の保管倉庫、排水処理システム、化学品の保管・使用エリアなど)を実施した。書類と現場監査完了後、評価結果の総括報告書を提供し、遵守状況の問題点や改善策を提案するとともに、関連する疑問点についてのコンサルティングサポートを行った。
本プロジェクトの環境コンプライアンス監査は、最新の法規制の更新を踏まえたものであり、特に、プロジェクト実施時期(2022~2023年)において、ベトナムの環境保護関連法規は、2020年環境保護法(72/2020/QH14)の公布(2020年11月17日)を受け、大幅な改正が行われた。具体的に、2022年初頭には、同法の施行細則に関する政令08/2022/ND-CP、通達01/2022/TT-BTNMTなどが次々と公布・施行され、従来と比べて環境管理規制が大きく変わった。
化学物質管理の分野では、化学品法(06/2007/QH12)に基づく政令113/2017/ND-CP、通達32/2017/TT-BCTが、政令82/2022/NĐ-CP、通達17/2022/TT-BCTによって一部改正・補足され、化学物質活動年次報告期限、安全訓練の内容、化学事故対応実演などに関する重要な変更が導入された。特に、国家技術基準QCVN 05A/2020/TT-BCT(危険化学品の製造、取引、使用、保管、輸送に関する安全基準)は2022年1月1日から施行され、危険化学品を取り扱う工場や施設に対し、施行日から18カ月以内の適用が義務付けられた。
このプロジェクトにより、顧客は自社の管理状況を体系的に整理し、最新の環境保護および化学物質管理に関する法規制要件を的確に把握できるようになった。