EHS法規制動向

2024年11月29日、国会において「消防・救助法(法番号:55/2024/QH15、以下「消防・救助法2024」と略す)」が正式に可決されました。本法は2025年7月1日より施行され、これまでの消防に関する法令を置き換えることになります。
消防・救助法2024の施行に伴い、以下の法令は失効します:
従来、救助活動に関する内容は政府の政令により規定されていましたが、今回より正式に法律に明記されました。消防・救助の共通規定に加え、救助活動に関しては第IV章において詳細に定められています。
消防・救助法2024の第11条にて、以下の点が明確に規定されています:
本法により、以下のような違法行為が新たに禁止事項として追加されました:
これまで「設計審査」とされていた手続きが、**「設計評価」**に名称変更されます。
設計評価の管轄は以下のように明確化されています:
第21条および第24条において、以下に関する防火安全条件が新たに定められました:
第23条 第1項 e号に基づき、小規模事業所などでは消防隊の設置が必須ではありません。その代わり、PCCCおよび救助任務を担う責任者を配置すればよく、柔軟な人員配置が可能となります。
「消防・救助法2024(55/2024/QH15号)」の全文は、以下の政府公式リンクより閲覧・ダウンロードが可能です:全文を読む